商品情報

ヘルメット装着状態でクラッシュなどが発生した場合に、頭部の前傾を抑制し頸部などへのダメージを軽減する、FIA公認のFHRデバイス。
本体素材に米国デュポン社製カーボンポリマーを使用することでリーズナブルな価格を実現したエントリーモデル。
HANSが100%シートベルトの締め付けのみで固定されているのに対し、ストラップでドライバーの身体に装着固定してからシートベルトで更に固定する為、走行時のズレやベルトの緩みがなどが起きにくくなっています。
構造上、横方向からの衝撃に対してHANSよりもHybridの方が安全面においても有利であり、ラリー競技においてはヨーロッパを中心にメジャーアイテムとなっています。
肩や腕の可動域が広くなっている事から、多くのステアリングやミッション操作が必要なツーリングカードライバーには特にオススメです。
■取り付け方法
HANSデバイスと同様の、アンカーポストを使用して装着します。
6点式ハーネスとの併用を推奨しますが、4点式ハーネスでも使用可能。
■サイズ選びについて
レーシングスーツやアンダーウェアを装着した状態での胸周り（アンダーバスト）を計測してください。
■公認
FIA 8858-2010規格（公認4輪競技で着用可能）

FHRデバイス「ハイブリッド」とは？（商品名：シンプソン ハイブリッド）
HANS(ハンス)と同じく、ヘルメットを装着してクラッシュ等が有った場合、頭部の前傾を抑制して頸部等への被害を軽減する安全装備品。
FIA公認のFHR(Frontal Head Restraint＝頭部前傾抑制)装置の一種で、米国シンプソン社(Simpson Performance Products, Inc. )の開発製品。
現在、FHR装置としては「ハンス」と「ハイブリッド」の2種類のみが認められている。
これらのFHRデバイスは日本国内でも公認競技（レース競技）では装着が義務付けられている。
※2017年1月1日からすべてのJAF公認レース競技においてFIA公認のFHR装置の着用が義務付けられました。

「シンプソン ハイブリッド」の特徴
「HANS(ハンス)」が100%シートベルトの締め付けのみで固定されているのに対し、「ハイブリッド」は本体をストラップで乗員の身体に着装固定してからシートベルトで更に固定する。
乗降時などシートベルトを外してしまっても、ヘルメットとの位置関係は保たれたままとなるので「ハンス」と比較した場合にFHR装置のズレや装着時のベルトの緩みなどが起きにくい。
構造上、横方向からの衝撃に対しては「ハンス」よりも「ハイブリッド」の方が安全面において有利である。
選手が乗り降りする機会が多いラリー競技においてはWRCをはじめヨーロッパを中心に「ハイブリッド」はメジャーアイテムとなっている。

「シンプソン ハイブリッド」の取り付け、使用方法について

使用方法は「ハンス」同様にヘルメットに取りつけられたアンカーポスト(金具)とハイブリッド本体をテザーストラップで連結。
※アンカーポストは「ハンス」と同形状の物をそのまま使用する事が出来ます。
乗員の肩に本体を乗せストラップで身体に着装固定、更にシートベルトで上から固定する。
使用には着装者のサイズ測定が必要（サイズが合っていないと着装不具合だけでなく、十分な効果が得られない）
使用時には既存のFIA 公認FHRポストキットを装着したFIA/SNELL2010規格以降の対応ヘルメットを用いる。
使用前に必ずテザー(ヘルメット接続ストラップ)の長さ調整作業が必要で、調整しないと適切に固定出来ない。

「シンプソン ハイブリッド」のサイズ選びについて

「ハイブリッド」のサイズは各モデル4種類のUSサイズを設定している。
サイズパターン・・・XS(81cm〜91cm) , S(91cm〜102cm) , M(102cm〜112cm) , L(112cm〜)
日本人の通常体型であれば目安として「スモール」が適合となる。
※必ずサイズ測定は行う事、「ハイブリッド」の男女別は無い。
レーシングスーツを着用した状態のサイズを下図の様にアンダーバスト位置で測定する。
もしスーツが用意出来ない場合の目安は測定値＋1インチ(約2.5cm)プラス。(非推奨)